借地権とはどのような権利?

query_builder 2023/12/22
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不動産に関する用語で「借地権」という言葉を、耳にされたことがある方も多いでしょう。
借地権とは、具体的にどのような権利を意味するのでしょうか。
今回は、借地権について解説いたします。
▼借地権とは?
「借地権」とは「第三者から土地を借りて地代を支払い、借地の上に建物を建てる権利」のことです。
土地を貸す人は、地主・借地権設定者・底地人など、さまざまな呼び名で呼ばれています。
一方の土地を借りる人は、借地権者あるいは借地人と呼ばれます。
借地人は、地主から土地を借りる対価として、毎月一定額の地代を支払う仕組みです。
▼借地権の種類
■地上権
借地権には2種類の権利があり、1つ目は借地借家法に基づく「地上権」です。
建物の所有を目的とする借地権で、地主の許可を得なくても売却でき、他の人に転貸することも可能です。
さらに抵当権の設定も可能で、地主に地代を支払うことを除けば、 実際にご自身で所有する土地とさほど違いがないと言えます。
■賃借権
もう1つの借地権である「賃借権」は、建物ではなく土地を借りる権利です。
具体的には、月極駐車場や資材置き場といった用途で借りるケースが多く見られます。
賃借権は地上権とは違い、地主の承諾がないと売却はもちろんのこと、転貸もできません。
建物を建てた場合の抵当権の設定は可能ですが、土地への抵当権の設定は認められないのが、地上権との大きな違いです。
▼まとめ
借地権とは「第三者から土地を借り、その対価として地代を支払って土地および建物を所有する権利」のことです。
ただし、借地権には「地上権」と「賃借権」の2つがありますので、両者の違いを理解しておく必要があるでしょう。
さいたま市の『株式会社ベネフィット』では、安心して不動産取引を進められるようサポートいたします。
不動産売却に関するお悩みがありましたら、お気軽にお尋ねください。

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